中央図書館 小國 真穂
令和8年度が始まり、3か月が過ぎようとしています。嫌でも力の入る新年度。そろそろ日常に自分を労わる時間を作ってみませんか。気楽にできるお暇時間を、図書館で見つけました。
気づいたら休みが終わっていく。なんだか休んだ感じがしない。そんな中、飯田駅前図書館の「あたらしいこと始めてみよう」というコーナーで見つけた至高の休息。それがチェアリングです。
チェアリングとは、「公園や川原など お気に入りの場所で、持ち運びできるイスに座ってくつろぐこと。」なんだそう。朝昼夜いつでも、どこでも、1人でも誰かを誘っても大丈夫。椅子だけ持って、ごはんもお酒もコーヒーもコンビニで買いましょう。ズボラな私は「装備が多すぎるとキャンプに近づいてしまうので、なるべく手軽に」という部分にも惹かれました。そんな「ゆるさ」が忙しい日々の中で肩に力を入れない、自分へのちょっとしたご褒美にぴったりだと思ったのです。
飯田市は、特に自然豊かな環境だからこそ、山の色が変わった!道端に咲いている花で季節を感じる!空がきれいだなあ…とたくさんの発見があります。
この本のおかげで、日常の中にほっと一息つく時間を自然と取ることができるようになりました。みなさんも一緒に始めてみませんか?
大学生の頃、落ち込んでいた私を見て、友人が夜ドライブに連れ出してくれました。そこで出会ったのが、工場夜景です。暗い道を抜け、不意にキラキラした夜景を見た時には、他に何も考えられないほど高揚したのを覚えています。規則的に組まれた鉄骨や、伸びるパイプ、煙突から出る煙も、中でどんなことが起きているか想像する楽しさがありました。私にとって、忘れられない光景です。
ただ、夜キラキラ光る工場は光飛びをしてしまい、思い出を写真に収めづらいという欠点がありました。さらに、工場夜景は海の近くにあることが多いので、飯田市から気軽に訪れるのは難しいのです。
そこで、この本を手に取りました。初めて見つけたときは、私の行った四日市市の夜景が、見た通りの色合いでそこにあることに驚きました。その時の気温や海風を思い出すくらいです。見たい工場のページを開いて、しばらく目を瞑ってから見ると、その工場へワープしたような気持ちになれるのでおすすめです。写真の撮り方や、工場ツアー、駐車場の情報もあり、実際に行くのも楽しみになる一冊です。
おでかけしたいけれど、体を休ませたいから家に居たい。そんな時は、本を通じて非日常を味わってみませんか。
「よむとす」とは“読む“と“~せむとす”(ムトス)を合わせた造語です。
飯田市におけるムトスの精神を生かし、読むことにかかわる活動の推進と支援を目的とした読書活動推進の合言葉です。