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よむとす No.236 もふもふ ふわふわな動物に癒される

[2020年11月15日]

ID:784

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もふもふ ふわふわな動物に癒される

鼎図書館 平沢 百花

 

我が家には柴犬がいます。寒くなってきてすっかり冬のもこもこの毛並みになり、

撫でるだけでもあたたかくてとっても癒されます。今回は、そんなもこもこな動物に癒される本を紹介したいと思います。


『シマエナガ もふもふ ふわふわ』

『シマエナガ もふもふ ふわふわ』(別ウインドウで開く) 吉永 勝啓/著 河出書房新社 2020年4月


みなさんはシマエナガという生きものを知っていますか?シマエナガは北海道に生息している体長14cmほどの小さな鳥です。「雪の妖精」の愛称で親しまれているそうです。この写真集を見ると、その愛称のとおり、シマエナガが本当に雪玉のように真っ白でふわふわで、眺めているだけで癒されます。

私は、この本で初めてシマエナガの存在を知りました。白くてふわふわした生きものが、ちょこんと木の枝に止まっている様子がかわいくて惹かれました。この本では、かわいいだけでなく、寒さの厳しい北海道で力強くたくましく生きるシマエナガの姿を見ることができます。

本物を見に行ってみたいなと思うのですが、北海道にしか生息していないそうで、いつか冬の北海道に見に行ってみたいです。


『お江戸けもの医 毛玉堂』

『お江戸けもの医 毛玉堂』(別ウインドウで開く) 泉 ゆたか/著 講談社 2019年7月


表紙の可愛い子犬とタイトルに惹かれて手に取りました。物語に登場する動物たちの描写がとにかくかわいく表現されています。特に、毛玉堂で暮らしている犬の白太郎が、飛びついてはしゃぐ姿が目に浮かぶようでとても癒されました。

物語の舞台は江戸時代。無愛想な元名医の凌雲と、動物が大好きでしっかりもののお美津の二人は、わけあって夫婦で養成所毛玉堂と呼ばれる、今で言う動物病院を開業しています。毛玉堂では、動物を癒すだけでなく飼い主さんの悩みまで解決していきます。江戸時代でもペットを思う飼い主の気持ちは今と変わらず、さまざまな問題を抱えた動物や飼い主が毛玉堂にやってきます。

ある時、二人のもとを訪れたある一人の女性が、死期の迫った愛犬をどうにかして助けてほしい、助けることができないのならせめて楽にしてあげてほしい、と言って駆け込んできます。そんな女性に「もう楽になりたいのはあんたのほうだな」と凌雲は言います。凌雲が言ったとおり、この女性は苦しみ弱っていく愛犬の姿を見るのが苦しくて、自分の気持ちを楽にして貰おうと訪れたのです。凌雲は「そんな都合のよい話はどこにもありゃしないさ。死ぬときはみんな死ぬほど苦しんで死ぬものって決まっているんだ。」とぶっきらぼうに答えます。

そんな凌雲の言葉から私は、生きものに関わること、飼うことの「覚悟」を感じました。それはあるエピソードがあるからなのですが、どんなエピソードなのか、ぜひ読んでみてください。

登場人物達の人情味溢れるストーリーと、気ままでかわいらしい動物たちの様子に癒される一冊です。


 

よむとす

「よむとす」とは“読む“と“~せむとす”(ムトス)を合わせた造語です。

飯田市におけるムトスの精神を生かし、読むことにかかわる活動の推進と支援を目的とした読書活動推進の合言葉です。


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