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よむとす No.166 スポーツの冬

[2017年12月15日]

ID:460

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スポーツの冬

鼎図書館 玉置 郁子

皆さんは何かスポーツをされていますか?私自身なかなかできないのですが、見ることは大好きです。息子たちが野球や陸上をやっているときは暑さや寒さに負けず観戦に行きましたし、その他にもいろいろなスポーツを見たりしては感動しています。
年末年始はさまざまなスポーツがめじろ押しですし、平昌オリンピックも近づいてきます。外に出かけるのが辛くなるこの季節、暖かいお部屋の中でスポーツの本にふれてはいかがでしょうか。


『白をつなぐ 』

『白をつなぐ』(別ウインドウで開く)

まはら三桃/著  小学館  2015年10月

駅伝は【EKIDEN・エキデン】という言葉が英語にもそのまま使われるほどメジャーなスポーツとなりましたが、私たちの身近なところでも大小さまざまな大会が開かれています。そして全国的には、箱根駅伝、ニューイヤー(実業団)駅伝、高校駅伝などが冬の風物詩ともいわれるほどです。
この物語はそんな駅伝大会の中の「都道府県対抗男子駅伝」が舞台で、合宿から始まり大会を終えてそれぞれ帰郷するまでが順を追って描かれています。中学生から社会人まで年齢の異なる選手たちの過去や家族、スタッフなど考え方や背負うものの違いなどが、1区から7区までのレース展開の中に描かれています。それぞれの選手の意外な結末も含めて実際の駅伝を見ているような爽やかな気持ちで読み終えることのできる一冊です。読んだ後に実際のレースを見るとまた違った感動があるかもしれません。


『友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」』

『友情  平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」』(別ウインドウで開く)

山中伸弥/著  平尾誠二・惠子/著  講談社  2017年10月

寒い季節の熱いスポーツで思い浮かぶものにラグビーがあります。今年は12月28日に花園で行われる全国高校ラグビー大会に長野県代表として飯田高校が出場します。また、2019年にはラグビーワールドカップの日本開催もあるので関心も高まるのではないでしょうか。
そのラグビーワールドカップ日本開催を心待ちにしていたであろう一人、平尾誠二さんが53歳という若さで亡くなったのが2016年のことでした。この本はミスターラグビーとも呼ばれ選手、監督として日本のラグビー界を牽引してきた平尾誠二さんとノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さんが、雑誌の対談をきっかけとして、深まった二人の友情と、やがては家族ぐるみの親友となった平尾さんが亡くなるまでの短くも濃密な6年間の記録です。iPS細胞の研究者として有名な山中伸弥さんですが、学生時代にはラグビーをやっておられ、同年でもある平尾さんと互いに尊敬しあい心の底から相手を思いやれる関係になったことを知りました。お二人の姿や、それを見守り支えた奥様の手記に胸があつくなります。真のスポーツマンの姿、言葉に心うたれる一冊です。


よむとす

「よむとす」とは“読む“と“~せむとす”(ムトス)を合わせた造語です。

飯田市におけるムトスの精神を生かし、読むことにかかわる活動の推進と支援を目的とした読書活動推進の合言葉です。


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