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古島文庫とは

[2017年6月26日]

ID:319

古島文庫

古島文庫とは

元東京大学名誉教授、古島敏雄氏の蔵書約550冊。
平成7年自宅の火災により死亡。焼け残った蔵書は、東京大学、飯田市美術博物館、飯田市立図書館へ遺族より寄贈願いが出された。図書館には主に近世歴史図書と農産業関連の図書が収蔵されている。

古島敏雄のプロフィール

(ふるしま・としお)1912〜1995 日本経済史、日本農業史
 長野県飯田市出身。東京大学農学部卒業、東京大学教授、一橋大学教授を経て東京大学名誉教授。学生時代より土地制度や農業の歴史に興味を持ち、それがやがて一生の仕事となる。幅広い学会活動、共同研究で多くの農業史家を育成した。
 子ども時代の記憶を頼りに書かれた著書「子どもたちの大正時代」では、大正期、飯田で過ごした子ども時代の思い出を、氏の稀なる能力、鋭敏な観察力と精細な記憶力でいきいきとえがいた。その中で氏は、自分には人生の中で常に大きな火災がついて回っており、そのたびに貴重な資料を焼失してきた経緯と、記憶のはかなさを述べている。ご自身の終焉を火災によって迎えるとはなんとも過酷な運命である。
 代表作:「古島敏雄著作集 全10巻」「日本農業史」など