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村沢文庫とは

[2017年6月26日]

ID:315

■村沢文庫

村沢文庫とは

飯田市中央通りに住んでいた村沢武夫氏が、昭和40年代から亡くなるまで寄贈し続けた郷土史料類。『伊那歌道史』の原資料となった歌人の短冊や、飯田藩の資料は貴重である。図書はそれぞれの分類に配架、 郷土に関する多数の収集資料も郷土資料室で閲覧可能となっている。

村沢武夫プロフィール

(むらさわ たけお)1901〜1990 郷土史家。長野県飯田市北方の農家に生まれる。
大正6年裁判所に就職、独学で書記となる。大正14年、伊那谷歌人を先祖に持つ村沢家に養子に入り、そこに残されていた資料をもとに、『伊那歌道史』を執筆。これが郷土史家としての出発となった。その後、司法書士を開業するかたわら、郷土伊那谷の歴史や民俗学の調査研究に努め、池田寿一氏の提唱した飯田文書館創設案に賛同し、収集した資料6千点余りを「村沢文庫」として飯田図書館に寄贈。
 郷土への愛着を持ち「郷土史は足で調査する」を信条に研究を続け、郷土文化発展に貢献した。 また、文化人の顕彰碑、歌碑も数多く建立した。
著書:『伊那歌道史』(信濃短歌社) 『信濃の伝説』(山村書院) 『信濃人物誌』(同刊行会) 『伊那の芸能』(伊那史学会) 他