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よむとす No.108 にほんごたくみに 2015年07月01日

[2017年6月8日]

ID:181

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にほんごたくみに

中央図書館 齊藤千恵美

ことばって、難しいですよね。「ことば」といえば物心ついた時から使っているはずの日本語も、いまだにわからないことが、多くありませんか?そういえばあれってどんな意味だっけ…なんてこともざらではありません。似たようなことばなのにちょっとした言い回しで意味が変わってきたり、余計な一言で空気が悪くなったり、はたまた言い間違えたおかげで今度は良くなったり。習得までの道のりは長いものです。

『外国人力士はなぜ日本語がうまいのか』

初めて外国人力士が土俵を踏んだのは、昭和9年のこと。それ以来、さまざまな国の力士が生まれてきました。人それぞれではありますが、日本語が上手な力士は多くいます。なかでもモンゴル出身・旭天鵬の日本語はものすごく上手。来日して3ヶ月が経過した頃には流暢な日本語を話し、早稲田大学の講義に呼ばれたことがあるほどです。そこで気になるのが、旭天鵬がいかにして日本語を身に付けたのか、ですよね。この本では、その極意がこと細かに書かれています。普段日本語を使っている私たちでも、日々心がけたいと思うようなことが山のように出てきます。
相撲ファンならず、誰が読んでも「へえー!はあー!なるほど!」な1冊。

『似ていることば』

『似ていることば』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

おかべ たかし/文 やまで たかし/写真 東京書籍 2014年8月

世の中には「似ていることば」がたくさんあります。これを大きく分けると2種類になります。「ことばが似ている(同じ)もの」と「形そのもの(見た目)が似ているもの」です。この本にはそういった「似ていることば」38組が写真・解説付きで掲載されています。例えば「卵」と「玉子」。これは「料理したものだけに“玉子”を使う」という基準があります。では「白滝」と「糸こんにゃく」はどう違うのでしょうか?「原料」と「材料」は?「フクロウ」と「ミミズク」見分けられますか?よく見ると、文を書いた人と、写真を撮った人の名前も似ています。この本を作るときのエピソードも掲載されており、写真を撮るまでの苦労がうかがえます。
『目で見ることば』1(別ウインドウで開く)『目で見ることば』2(別ウインドウで開く)、最新刊『似ている英語』(別ウインドウで開く)もあわせてどうぞ

『本日は、お日柄もよく』

『本日は、お日柄もよく』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

原田 マハ/著 徳間書店 2010年8月(文庫版 2013年6月)

製菓会社に勤める二ノ宮こと葉は、密かに片思いしていた幼馴染の結婚式で、来賓のスピーチに眠気をこらえきれずスープに顔を突っ込んでしまう。振袖の襟元はべたべた、化粧はぐちゃぐちゃ、気分は台無しの中、すばらしいスピーチに出会い、思わず感動し涙する。それが、伝説のスピーチライター・久遠久美との出会いだった。ひょんなことからこと葉は、久美に弟子入りすることになり…。
「スピーチライター」という仕事を、聞いたことがありますか?スピーチライターとは、ことばを操るプロであり、スピーチを作り上げるだけでなく、プロのスピーカー(スピーチをする人のこと)でもあるそうです。
「スピーチには、ときに世の流れを、人々の意識を一瞬で変えてしまう魔力がある。(本文より)」ことばを操り、紡ぎ、発する。ことばに秘められた魔力は計り知れないものがあります。
これから結婚式でスピーチをする方、会議であいさつをする方、とにかく人前で話さなければいけない方に読んでいただきたい1冊。世の中にある、スピーチに関するどんな本よりも参考になる本だと思います。読んだらぜひ実践してみてください。
(画像は、ハードカバー版です)

よむとす

「よむとす」とは“読む“と“~せむとす”(ムトス)を合わせた造語です。

飯田市におけるムトスの精神を生かし、読むことにかかわる活動の推進と支援を目的とした読書活動推進の合言葉です。