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よむとす No.114 涙を流してストレス発散 2015年10月01日

[2017年6月8日]

ID:169

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涙を流してストレス発散

中央図書館 浅井 若菜

「涙活」ってご存知ですか?
最近流行ってきているのですが、簡単に言うと泣いてストレスを発散しましょう!という活動のことです。読書の秋・・ということで本を読んで涙を流してストレス発散してみませんか?
ちなみに一緒に涙活をした人のことを『涙友』というそうです。皆さんで本を読んで「涙活」をして『涙友』になりましょう!

『青空のむこう』

『青空のむこう』の詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

アレックス・シアラー/著 金原瑞人/訳 求龍社 2002年5月

・・やり残したことがあると<彼方の青い世界>にはいけないらしい・・。主人公のハリーは突然の交通事故で死んでしまった少年。死ぬ前に姉とけんかをしてしまったことが心残りで<彼方の青い世界>へ行くことができずにいました。そんな時、<死者の国>で150年もの間母親を探しているアーサーという少年に出会います。2人は話をしているうちに(アーサー曰く)気晴らしに<生者の国>へ行くことを思いつきます。
<生者の国>へ降りたハリーは街や学校へ行き、生きている人たちのいつもと変わらぬ生活を見てショックを受けます。しかしその一方で家族は時が止まったように過ごしているのを知ると、何とか元気付けたいと思うようになります。家に行き家族に一生懸命話しかけますが、幽霊になったハリーの言葉は聞こえません。どうやって姉に思いを伝えよう・・考えて考えてハリーはひとつの方法を思いつきます。
ハリーは無事思いを伝えることができたのでしょうか。<死者の国>へ戻り、<彼方の青い世界>へ行くことは出来たのでしょうか。子供向けの小説を多く書いている作家さんなので読みやすく、本を読むのが苦手な人もすらすら読んでいけるかと思います。ちなみに・・私はハリーの最後の言葉でうるっときました。

『ハッピーバースデー 命かがやく瞬間(とき)』

日常的に母親から精神的虐待を受け、兄はそれに便乗して意地悪をし、父親は仕事ばかりで家庭にあまり関心がありません。そんな環境で育ったあすかは、つらいことがあると喉をつまむ癖があります。そんなあすかが11歳の誕生日に母親から言われたのは「産まなきゃよかった」という言葉でした。その言葉を聞いたのがきっかけで希望を失いあすかは声が出なくなってしまいます。
はじめは母親と一緒になってあすかをいじめていた直人が、あすかの声が出なくなったのをきっかけに改心し、徐々に母親と対立するようになっていきます。その後あすかは祖父母の家へ預けられ、自然に触れ祖父母のやさしさに癒され徐々に生きる希望を、そして声を取り戻します。
声を取り戻したあすかは転校先のクラス内のいじめ、交流委員でいった養護学校での出会いなど、さまざまな問題や別れなどを通じて成長していきます。
この本は悲しい涙も感動の涙も両方流れる話だと思います。あすかと自分を重ね合わせて読むとより一層共感し、泣けるかもしれません。

『おばあさんのしんぶん』

『おばあさんのしんぶん』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

松本春野/絵・文 岩國哲人/原作 講談社 2015年7月

どうしても新聞が読みたいてつおは、毎日学校へ行く前に新聞配達をしています。そんなてつおに「夕方新聞を読みにおいで」と言ってくれたのが、みはらのおじいさんでした。てつおは毎日みはらのおじいさんの元へ行っては、おじいさんが読み終わった新聞を読ませてもらっていました。月日は流れおじいさんはなくなってしまいますが、その習慣は続きます。おじいさんがいたころとちがうのは新聞に読まれたあとがないということ・・。てつおがそのことを聞いてもおばあさんにははぐらかされてしまいます。そして新聞を読むてつおの隣にうれしそうに座って過ごすのです。しかし、しばらくするとおばあさんも体調を崩し、かえらぬ人となってしまいます。その葬式の席でてつおはある真実を教えられます。
絵本なので読みやすく、文字だけではなく絵からも情報が入るので感情移入しやすいです。真実を知った後ページを戻って絵だけ見る・・というのもいいかもしれません。

よむとす

「よむとす」とは“読む“と“~せむとす”(ムトス)を合わせた造語です。

飯田市におけるムトスの精神を生かし、読むことにかかわる活動の推進と支援を目的とした読書活動推進の合言葉です。