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よむとす No.35 就活・婚活・墓活!? 2012年06月15日

[2017年6月8日]

ID:127

就活・婚活・墓活!?

鼎図書館 瀧本明子

世の中にはさまざまな活動というものがありますが、今回は、人生の節目にやってくるこんな活動の本をご紹介します。

『就活の神さま ―自信のなかったボクを「納得内定」に導いた22の教え―』

『就活の神さま ―自信のなかったボクを「納得内定」に導いた22の教え―』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

常見 陽平/著 2011年10月 WAVE出版

「フツーの学生」が、あれこれ失敗したり落ち込んだりしながら、アルバイト先のジミーさんのアドバイスを受けつつ成長していく物語。ストーリーを通して、就活で大切なことは何かを教えてくれます。就活に必要な知識、ノウハウも満載です。
就活の本でありながら、既に社会人として働いている人が読んでも良し、自分の生きかた仕事のしかたを振り返らせてくれるでしょう。就活のノウハウ本はたくさん出版されていますが、この本は、就活する学生たちを「前に進め」と心から応援する熱い思いが伝わってくる1冊です。

『普通のダンナがなぜ見つからない?』

『普通のダンナがなぜ見つからない?』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

西口 敦/著 2011年5月 文藝春秋

世の男性から、「普通の女房だってみつからんゾ」と叱られそうな題名ですが、さまざまな数値データを根拠にした、元戦略コンサルタントが書いたマジメな婚活の本です。
まず、「普通の」とおっしゃるダンナが見つかる確率は0.8%です、とばっさり切られます。そして、婚活を成功させるため、「出会い」「交際を成功させ」「決断せよ」と、その方法を具体的に示してくれます。どうやら婚活も、そうとう頭を使わねばならないようです…。

『「墓活」論』

『「墓活」論』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

赤瀬川 原平/著 2012年3月 PHP研究所

歳をとって物忘れをするようになったりするのを、“衰えた”と捉えるのでなく“「老人力」がついてきた”と前向きな発想に転換した『老人力』(筑摩書房)(別ウインドウで開く)の著者、赤瀬川さんが、また面白い本を出してくれました。
墓地や墓石の選定から購入、墓参りにいたるまで、さまざまなお墓をめぐる諸活動のことを「墓活」と名付け、父親の葬儀をきっかけに、霊園やお寺を見てまわったり、墓石のデザインを決めたりといった自らの体験を、ユーモアあふれる文章で紹介しています。人だけでなくカメラや本の墓活までも考えてみたり。力の抜けた文章に妙に共感しながら読んでいるうちに、うちのお墓は…、自分ならこんなお墓がいいな、などとついつい考えてしまったりするのです。
お墓とはいったい何ぞや?“いざ”という時がくる少し前に、「墓活」の本、読んでみてはいかがでしょう。

よむとす

「よむとす」とは“読む“と“~せむとす”(ムトス)を合わせた造語です。

飯田市におけるムトスの精神を生かし、読むことにかかわる活動の推進と支援を目的とした読書活動推進の合言葉です。