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よむとす No.65 「おべんとうの向こう側」 2013年09月15日

[2017年6月8日]

ID:121

「おべんとうの向こう側」

中央図書館 松下佑子

日中はまだ暑い日もありますが、朝晩の涼しさを思うと、確実に季節は巡っていますね。もう少し秋が深まったら、お弁当を持って紅葉狩りへ行きたいなぁと思っています。

『おべんとうの時間』

『おべんとうの時間』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

阿部了/写真 阿部直美/文 木楽舎 2010年4月/発行

この本には、幼稚園児、高校生、大学教授、海女、猿まわし・・・など、さまざまな年齢・職業の人のお弁当と、その人の写真、インタビューが載っています。特別ではない、“いつもの”お弁当の写真ですが、どれもとても美味しそうです。また、インタビューは、お弁当にまつわる話から、仕事の話、家族の話までされていて、いろいろな人がいて、それぞれの生活・人生があるんだなぁと、改めて感じます。そして、読み終わると、心がほっこりあたたかくなります。個人的には、生命会社の営業をしているお父さんの言葉が、とても印象に残っています。『おべんとうの時間 2』も出ています。こちらもあわせてどうぞ。

『見せたくなるお弁当100』

『見せたくなるお弁当100』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

遠藤正道・おいしい教室委員会/著 文藝春秋 2013年3月/発行

「色と白」「サプライズ!」「フランス人に食べさせたいお弁当」など、7つのテーマ別にお弁当が紹介されています。卵をうつわにしたお弁当、マトリョーシカのお弁当、サプライズのミルフィーユ弁当は鍋をお弁当箱にしています。器だけとってみても、普段のお弁当作りの参考になる本ではありません(笑)。ですが、だからこそ(?)、とても芸術的な作品が多く、見ていて楽しい本です。

『ラブコメ』

『ラブコメ』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

原田マハ・みづき水脈/[著] 角川書店 2012年7月/発行

お弁当に欠かせない、入っていてほしいおかずって、みなさんそれぞれにあると思います。でも、何といっても、まずはご飯がなくてははじまりませんよね。この本は、自然農法によるコメ作りの体験記です。「ラブ・コメディ」ではなく、「ラブ米」です!前半は、原田さんのエッセイ、後半はみづきさんのマンガになっているので、文章だけよりもコメ作りがイメージしやすく、わかりやすいです。コメ作りをするきっかけになった原田さんの小説、『生きるぼくら』も図書館に入っています。こちらもぜひ読んでみてください。

よむとす

「よむとす」とは“読む“と“~せむとす”(ムトス)を合わせた造語です。

飯田市におけるムトスの精神を生かし、読むことにかかわる活動の推進と支援を目的とした読書活動推進の合言葉です。