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よむとす No.122 ぷち農業を楽しむ 2016年02月01日

[2017年6月8日]

ID:103

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ぷち農業を楽しむ

上郷図書館 矢澤恵

小さな子どもの頃、庭にウサギが何羽か飼われていました。気にしていなかったのですが、あのウサギはなぜ飼っていて、どうなったのかなぁ…。夫の家ではニワトリやチャボがいたとのこと。
今でも庭の一角が家庭菜園になっていたり、梅や柿など自家用の木が1~2本あったりはよくあります。そんな身近な“農業”をもっと楽しめる本を紹介します。

『自然のとびら』

『自然のとびら』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

ケイ・マグワイア/文 ダニエル・クロル/絵 さいとうみわ/訳
アノニマ・スタジオ 2015年9月

“自然は、わたしたちのそばにいます。
春夏秋冬、ゆっくりと流れる季節の変化をじっくりと感じていますか?”(裏表紙より)
作者のマグワイアさんはイギリスの王立植物園で研究をし、ロンドン西部で自給自足の生活を行っている方です。その生活の四季折々の情景を庭、野菜畑、森、農場、果樹園など8つの場に分けて紹介しています。語りかけるような文章には、写真ではなく色彩豊かでやわらかなイラストがそえられていて、ゆったりと楽しめる図鑑のような、絵本のような本です。
この本の舞台はイギリスですが、おなじようにここ伊那谷でも庭には畑があり、山や川がすぐそこにあり、鳥や虫たちも身近にいます。この本をタイトル通り「自然へのとびら」として、私たちのすぐ身近にある自然へと目を向けてみませんか?
日本の四季とは少し違うところもありますが、それもまた面白く読むことができます。

『ニワトリと暮らす』

『ニワトリと暮らす』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

今井和夫/監修 和田義弥/著 地球丸 2015年10月

茨城県の筑波山麓でニワトリを飼い、野菜を作っている作者が、「庭先養鶏」の始め方と楽しみ方を初心者向けにまとめた本です。
作者の和田さんによると、ニワトリは田舎暮らしにぴったりの相棒。かわいいし、役に立つ。新鮮な卵を生んでくれるし、フンは堆肥となって畑を肥沃にしてくれ、最終的には貴重な肉として食卓を潤してくれます。飼い始め方、飼い方のコツ、小屋の立て方などから、さばいて食べるところまで写真で丁寧に解説してくれています。
ニワトリを飼っている人たちもたくさん紹介されていて、ニワトリを抱いている子どもの写真を始め、みんなとても楽しそう。ニワトリへの愛情がたっぷりあふれている本です。
お庭にニワトリ、いかがでしょう。

『スウィング!』

新潟と思われる豪雪地帯を舞台に、野球部で地区大会を目指す中学3年生の直が主人公の児童文学です。が、表紙は野球のユニホームで田んぼに耕運機をかける少年の絵で目を引きます。ただの部活小説ではないのです。
直の父は昨年の冬、過疎の隣村へ雪下ろしに行った時、沢にはまって亡くなってしまいます。それまで家族でやっていた田んぼを、母はもうやめるといいます…。以前は掛けられなかった耕運機のエンジンを一人で掛けることができた時、直は父に代わって田んぼを耕す決意をします。部活の仲間や顧問の先生に支えられてなんとか田植えまでこぎつけますが、中学最後の公式戦もせまってきます。田んぼと野球に全力投球する青春!
直に田んぼの指導をしてくれるのは、長年山間地で稲作を続けてきた兼三さん。その謙三さんの「山に帰ってしまった田はもう耕せん」という言葉をはじめ、過疎や高齢化、若者の農離れ、中山間地をいかに維持するかなど、現代の「農」の問題も描いています。

よむとす

「よむとす」とは“読む“と“~せむとす”(ムトス)を合わせた造語です。

飯田市におけるムトスの精神を生かし、読むことにかかわる活動の推進と支援を目的とした読書活動推進の合言葉です。