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よむとす No.66 読書の秋にはドラマな歴史ものを 2013年10月01日

[2017年6月8日]

ID:101

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読書の秋にはドラマな歴史ものを

中央図書館 樋本 有希

読書の秋です。
本がお好きな方も、日頃あまり手に取らないという方も、「秋だし何か読んでみようか」と思うこともあるのではないでしょうか?
「本が読みたい、じっくり読みたい」と思った時にぴったりなのが「歴史小説」=歴史もの。あまりなじみがないかもしれませんが、韓国の歴史ものはいかがでしょうか?
一人の人物や事件を、たくさんの登場人物とエピソードでドラマティックに描くのが韓国の作品の魅力。韓国の歴史ドラマもファンが増えてきていますよね。
今回、紹介する3冊ともドラマ化された作品ですが、大河小説ファンにもお勧めできる、読み応えのあるもの。ぜひ一度お試しください。

『景福宮の秘密コード ハングルに秘められた世宗大王の誓い(上)(下)』

世宗大王は科学に興味を持ち、朝鮮文化を発展させた名君と知られる人物です。世宗大王は、庶民が漢字を学ばなくても自分たちの言葉を綴れるようにと、ハングルを編み出します。この小説はその誕生に関わっておこった連続殺人事件を題材にしたサスペンスですが、これ一冊読めばほかのドラマや小説もより楽しめそうなほど、韓国の歴史や文化の解説がわかりやすく織り込まれ、奥が深いな~と思わされます。韓国では出版された2006年とドラマ化された2011年両年のベストセラーとなったそうです。(ドラマタイトル『根深い木』)

『土地(1)(2)(3)(4)(5)(6)』

30年近くかけて執筆された韓国を代表する大河小説で、何度もドラマ化されています。朝鮮末期から朝鮮戦争終結までを、一つの「名家」がどのように生き抜いていくのか、その家の子供たち、とくに娘たちを主人公にし、弱い立場ながら、一家の存亡にかかわって、耐えたり戦ったり恋したり、と波乱万丈な数十年を描いています。
もともとは登場人物が100人を越える大変な長編ですが、こちらは青少年版として要約されたものからの翻訳です。とはいっても全6巻。ゆっくり読みたい作品です。(ドラマタイトル「名家の娘 ソヒ」など)

『成均館儒生たちの日々(上)(下)』

こちらはとっても気楽な歴史もの。ドラマ「トンイ」と「イ・サン」の間の時代を描いた青春コメディで、ドラマ「成均館スキャンダル」の原作となりました。
成均館は、全国から両班の子弟が集められ、学び競う場所。学生とはいえ政治にも影響をもつ女人禁制の集団のなかに、「替え玉受験」がきっかけで女子が紛れ込むところから話は進みます。
おもしろおかしい学園ドラマに朝鮮の運命を左右する「派閥争い」がミックスされ、歴史ものとしても、満足させられます。チョン・ウォングルは『太陽を抱く月』の作者でもあります。

よむとす

「よむとす」とは“読む“と“~せむとす”(ムトス)を合わせた造語です。

飯田市におけるムトスの精神を生かし、読むことにかかわる活動の推進と支援を目的とした読書活動推進の合言葉です。