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よむとす No.67 「切手」と「封筒」と「風景印」で広がる手紙の楽しみ 2013年10月15日

[2017年6月8日]

ID:92

「切手」と「封筒」と「風景印」で広がる手紙の楽しみ

中央図書館 鈴川小野花

インターネットで誰とでも簡単に連絡がとれるようになった昨今、ちょっとしたお誘いやスケジュールの調整も便利になりましたね。でも、郵便受けに届く沢山のDMに交じって、親しい人からの手紙がひょっこり出てくると、心がほっこり温かくなりませんか?今回はそんな手紙を彩る「切手」「封筒」「風景印」の本をご紹介します。

切手

世界でも趣味の王道と言われ、日本でも一昔前に大流行した「切手収集」。小さな空間に限られた色だけを使って表現する切手は、作り手達の美意識が詰め込まれた美術品。見ているだけでも楽しくなります。日本で発行された切手を網羅した、『さくら日本切手カタログ 2013版』(別ウインドウで開く)(日本郵趣協会2012年4月)はもちろんのこと、そんな「切手」ヒストリーがつまった、『切手』(別ウインドウで開く)(NHK「美の壺」製作班/編 日本放送協会/編 2009年7月)もあわせてその職人技をご堪能ください。
日本郵政のホームページでも「切手インサイド・ストーリー」と言うコーナーで「切手デザイナー列伝」が、紹介されています。機会があればこちらでも過去・現在の職人さん達の心意気に触れてみませんか?
ちなみに私は1970年代の押切さんや久野さんの切手が好きです。

絵封筒

世の中に「絵手紙」の本は数あれど、こちらはちょっと変わり種。封筒に貼った切手を使ってアートする絵封筒です。切手を市松模様のように色違いで貼ったり、紙でなく写真に貼ったり、またまた切手の絵の続きを封筒に描いてしまったり。どこに切手があるか分からなくて、郵便屋さんを困らせてしまうかもしれませんが、楽しさ抜群の絵封筒。古い切手で端数が合わないものも工夫次第で大活躍、1円単位からある少額切手と組み合わせてアートできますので試してみませんか?

風景印(風景スタンプ)

「風景印(風景スタンプ)」というものをご存知でしょうか?それぞれの郵便局・支店が独自に持っている消印で、ご当地風景や特産物などがデザインされています。直接窓口で「風景印を」とお願いすると押してもらえます。全国約1万2000の郵便局・支店で使用されているそうで、こちらは関東甲信越版です。図書館から比較的近い知久町は美術博物館やりんご並木の碑、上郷なら黒田人形、龍江はりんごの形に今田人形、上村は霜月祭り、等、個性豊かなスタンプがズラリ。飯田の中でもいろいろありますので、ちょっと遠くの郵便局に足を延ばして手紙を出してみませんか?『東京「風景印」散歩365日』(古沢 保/著 同文舘出版 2009年10月)では風景印の魅力や、集めるコツや楽しさも紹介しています。「長野県版」にどなたかチャレンジしませんか?

よむとす

「よむとす」とは“読む“と“~せむとす”(ムトス)を合わせた造語です。

飯田市におけるムトスの精神を生かし、読むことにかかわる活動の推進と支援を目的とした読書活動推進の合言葉です。