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よむとす No.41 主人公は働く女性です 2012年09月21日

[2017年6月8日]

ID:91

暮しと仕事を応援します ―中央図書館のビジネス支援―

中央図書館では、地域の皆さんの暮らしや仕事を応援する「ビジネス支援」を行っています。日常生活や仕事上の疑問、悩み等々の課題解決に必要な資料や情報を図書館で探してみませんか。図書館職員がお手伝いいたします。
どうぞお気軽にご来館ください。お電話やメールでもご相談を受け付けています。何はともあれ、図書館へ!

「主人公は働く女性です」

中央図書館 牧内睦子

ビジネス支援にちなみ、「働く女性」をテーマに選書してみました。仕事、家事、育児、介護・・・と、たいへんな毎日。どこかで息抜き、手抜きも必要ですね。そんな時には、ぜひ図書館へお出かけください。

『インバウンド』

『インバウンド』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

阿川大樹/著 2012年7月 小学館

―「インバウンド」とは、企業側が顧客からの電話や来訪を受け付ける形態の業務のことを言い、コールセンターの業務区分に用いられる。―
通販などのコールセンターが、沖縄に集中していることをご存じでしょうか。この小説の主人公である上原理美は、東京の商社に就職したもののリストラされ、故郷の沖縄に戻ってきます。家族にも告げられず、コールセンターという(ストレスが多く定着率が低いという理由で)地元では敬遠される仕事に就き、慣れないながらも一生懸命働く彼女の姿と、コールセンターという知られざる職場の裏側を細かに描いています。
次々入ってくる顧客からの電話を、機械のように正確に処理していくオペレーター、時にマニュアルでは対応しきれないケースや、別の目的でかけてくる電話に遭遇することもあります。あまりにリアルな内容に一緒になってドキドキしたり、うまく処理できたことに感動したり。理美はやがて会社の代表としてコンクールを目指すことに・・・。
理美の仕事に対する前向きな姿勢や、舞台となった沖縄の空気が感じられ、元気をもらえる作品です。

『宇宙飛行士になる勉強法』

『宇宙飛行士になる勉強法』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

山崎直子/著 2012年8月 中央公論新社

2010年4月にスペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗した、ママさん宇宙飛行士山崎直子さんの、幼い頃から夢を実現するまでの軌跡です。
小学校へ上がる前、両親に連れられて参加した「星を見る会」から始まった星空への憧れ。プラネタリウムに通いつめ、「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」を見るたび膨らんでいった夢。それらは両親や先生方の教えによって育まれ、やがて現実の目標に変わっていきます。それからは自らの強い意志で努力を続け、とうとう夢は現実に。すべてのことが一筋の道となって、宇宙へと導かれたように感じました。
1999年に候補者の選抜試験に合格。2001年に宇宙飛行士として認定。搭乗の機会を待ちながら訓練に明け暮れる日々。結婚と出産。「家庭を持ちながら長い長いマラソンを走り続ける道のりは、人生で何が大切か、優先順位をつけることの連続だった。」と山崎さんは振り返っています。働く女性の誰もがそんな思いを抱いた経験があることでしょう。
夢に向かって歩んでいる皆さん、山崎さんの勉強法に学んでみてはいかがでしょうか。

番外編『コンビニ食堂 営業中』

『コンビニ食堂 営業中』 ―すべての働きマンへ・「コンビニ食材」を使った本格レシピ71―詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

森崎友紀/著 2012年3月 KKベストセラーズ

コンビニのお惣菜を活用したお料理レシピです。某コンビニエンスストアのアンケートによれば、コンビニ惣菜を「よく」または「時々」利用する率が46%と最も高いのは20~40代の既婚女性。
仕事で遅くなったり、疲れ果ててしまった時はコンビニへ、いう方もいらっしゃることでしょう。コンビニ食材でもちょっと手間をかければご馳走に。上手に活用してみてください。