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よむとす No.98 備えあれば・・・ 2015年02月01日

[2017年6月8日]

ID:42

備えあれば・・・

中央図書館 杉本敏子

昨年9月27日御嶽山の噴火、11月22日長野県北部地震と県内で自然災害が相次いで発生しました。いつどこで起こってもおかしくないという思いが強くなりました。備えあれば憂いなしと言います。この機会に、自分の災害の備えを見直してみませんか。

『地震の時の料理ワザ』

『地震の時の料理ワザ』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)

坂本廣子/著 まつもときなこ/画 柴田書店 2006年8月

著者の阪神・淡路大震災の体験を基に書かれています。
グラッと来てもあわてない。まず生命を守る。落ち着いたら二次的防災・減災をかんがえる。著者の場合、配給食が手元に来たのは地震発生後6日目だったそうです。昨年2月の大雪で物流が止まってしまったことを思い出し納得しました。少ない手持ちの食糧と限られたエネルギー、水などを有効活用した省エネクッキング、配給食のリフォーム料理が紹介されています。アウトドアクッキングを愉しむくらいの気持ちが大事です。日常生活でも簡単に調理できるものばかりです。試してみてはいかがでしょう。

『自然災害ハンドブック』

いつ起きるかわからないのが自然災害です。ただし、事前に基礎知識があれば対応が違ってくるのではないでしょうか。
地震、津波、火災(特に二次的火災)、火山、台風、雷といった災害ごとに章が分かれており、それぞれの災害の起きる原因やメカニズム、起きてしまった時の対応策が書かれています。地震の章では東海地震で想定される被害や警戒宣言(2~3日以内にマグニチュード8程度の大地震が発生することが予想されるという警告)がどのように発令されるなどが書かれています。

『あぶない地名』

自分の住んでいる土地を知ることは、安全に暮らしていくうえで大切なことです。
災害地名…地名は土地の履歴書。地震、津波、洪水、地すべり、崖崩れなど危険な土地は地名でわかる。地名の文字(漢字)に意味があるのではなく発音に意味がある。山や川などの自然地名や動物・植物の名を借りて地形・土地のクセを表している例もあるそうです。この本は地名をすべて音読みのカタカナで表示し、その言葉の意味の解釈と地図や書籍などで実際に使われている漢字地名例がついています。自分の住んでいる地名を調べてみませんか。

よむとす

よむとす」とは“読む“と“~せむとす”(ムトス)を合わせた造語です。

飯田市におけるムトスの精神を生かし、読むことにかかわる活動の推進と支援を目的とした読書活動推進の合言葉です。