今回は、児童書の紹介です。
先日、虚空蔵山に登ってきました。四季折々に登ってみるとその季節なりの自然の姿が見えてきます。身近な自然に目の向く本を“かがくのとも”シリーズ(福音館書店)から何冊か紹介します。
『ハートのはっぱ かたばみ』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)
多田多恵子/ぶん 広野多珂子/え かがくのとも 2009.3月号
請求記号 中央図書館J408/カカ 鼎図書館J479/タ 上郷図書館E/ヒロ
かたばみを知っていますか?名前を知らなくても絵を見れば誰でもわかる身近な草の生態を、わかりやすく描いている本です。かたばみのタネってはじけて飛ぶんですよ。じゃあ、どうやってタネがとぶのか、そのしくみもすごい!読み終わるとかたばみを探してみたくなります。
『とっくりばち~どろですをつくるはちのなかま』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)
吉谷昭憲/さく かがくのとも 1989.9月号
請求記号 中央図書館J408/カカ 鼎図書館E/ヨ 上郷図書館E/ヨシ
とっくりばち”という蜂がいます。どうして“とっくりばち”かというと、つくる巣の形がとっくりのような形だから。どうしてその形なのか、どうやって作るのか、中はどうなっているのか?蜂の知恵に、虫の苦手な人でも思わず感心してしまうと思います。
“かがくのとも”のこれらの植物、動物、昆虫などのシリーズは本当に秀逸で、身近なちいさな自然がひとつひとつていねいに描かれています。写真ではなくきちんとした絵なのもあたたかみがあり、親しみやすい本です。
『かに かにの すなだんご』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)
荒川暢/さく ちいさなかがくのとも 2002.7月号
請求記号 中央図書館E/アラ 鼎図書館E/ア 上郷図書館E/アラ
次はカニです。砂浜にいくとちいさなちいさな砂のおだんごがたくさんありますよね。あれを作っているのがカニたち。「ちゃくちゃくちゃく ぽん」というリズムも楽しい本。
『ひとでのたいそう』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)
越智典子/ぶん 沢田としき/え ちいさなかがくのとも 2009.6月号
請求記号 中央図書館E/サワ 鼎図書館BE/チ 上郷図書館E/サワ
“ヒトデ”がラジオ体操…ではなくて、ひっくりかえされたヒトデがもとに戻る様子を描いた本。
「ぽかん じわわ~じわわわ~ のわわわわ の、の、の、の~ん」と戻ります。読んだあとはこの楽しい擬音を言いながら、ひとでの気持ちになって布団の上で実際にやってみましょう!(私はちゃんとやりましたよ)
どちらも月刊です。ぜひ毎号読んでみてください。特に興味のない分野こそ手にとって見てください。自然を見る目が豊かになります。
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