中央図書館 齊藤千恵美
「図書館」と聞くと、聞いたこともないような名前の難しい本やら政治の本やらがいっぱいあって、自分には無縁の場所。なんて思っている方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
中央図書館には約30万冊の本がありますが、すべてが堅苦しい本というわけではありません。中には、日々の生活には何の役にも立たないけれど、あるとき、あなたが「主役」になるために役立つ本があるのです。
『おしぼりを上手に使うサラリーマン』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)
笹川 勇/著 アメーバブックス 2006年7月
ごはんを食べに行くと、ほぼ必ず出てくるのは、お水、そしておしぼりです。著者によると、「おしぼり」といえば「中年おやじ」。おしぼりで顔や首すじ耳のうら、どんなところでも拭きまくる彼らは、世の中でもっとも上手におしぼりを使いこなしているのです。おしぼりの達人といえばわかりやすいかもしれませんが、著者はその人たちをこう呼びます。「おしぼリーマン」と。
これは、中年のおじさんたちが、よりおしぼりの達人「おしぼリーマン」になるための一冊です。あるときはヒヨコ、あるときはくらげ、と、おしぼりを巧みに操る方法が載っています。詳しくは、本文をお読みください。
『おとなの箸袋おりがみ』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)
アエパパ/著 主婦の友社 2008年7月
ごはんを食べに行くと、ほぼ必ず出てくるのがお水とおしぼりなら、ほぼ必ず必要なものは、箸です。最近ではエコを意識して、洗って何回も使用できるプラスチック箸を採用しているお店もありますが、この本では割りばしについてくる「箸袋」を使ったおりがみを紹介しています。
実際にいくつか作ってみましたが、簡単なものから頭を悩ます難しいものまで幅広く、かつおもしろさは100点満点のものばかりです。
おしぼり芸も、箸袋おりがみも、食事会やお酒の席などの最中に、ちょいちょいっと作れると、かっこいいですよね。注目をあびること間違いなしです。
『30秒でウケる!プチ芸術の作り方』詳細情報のページはこちら(別ウインドウで開く)
笹川 勇/著 マガジンハウス 2008年
紹介した2冊をまとめ、なおかつそれ以上の芸を紹介している本が、こちら。
おしぼりアートや箸袋おりがみはもちろんのこと、ネクタイや耳栓、ガムの包み紙などを使った「プチ芸術」が数多く紹介されています。
しかし技を習得したからといって、すぐに注目を浴びることは難しいものです。そこで必要なのは、それらを披露する際の鉄則「よりウケるための五箇条」を心得ることです。
「つくる前に言うべからず」「不完全さはタイトルでフォローすべし」等々。これらを心得て初めて、あなたが「主役」になれるときがくるかもしれません。
「よむとす」とは“読む“と“~せむとす”(ムトス)を合わせた造語です。
飯田市におけるムトスの精神を生かし、読むことにかかわる活動の推進と支援を目的とした読書活動推進の合言葉です。
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